タンクバッグの選び方・ポイント

ただの積載ではない、便利なバッグ

ただの収納にならないのがタンクバッグです。地図、小銭、携帯電話、時計など、すぐ見たい、取り出したいものの収納はこのバッグが一番です。

表はクリアになっていて地図、ナビ、携帯電話入れに最適

信号待ちのときにチラッと地図やナビを見たいとき、このバッグは最高のサポートをしてくれます。小型のタンクバッグであれば「ツーリングマップル」、大型のタンクバッグであればA4サイズの地図が入るように設計されているものが多いようです。
また、サブディスプレイがついている携帯電話やスライド式携帯電話、スマートフォンであれば、着信も確認できます。大事な着信に早く気付けるって助かります。ただし、通話やメールはバイクを停めてからにしましょう。走行中は絶対にダメです。どうしても走行中に電話に出たい場合は、携帯電話とBluetoothで無線接続できる無線機を検討してみてもいいかもしれません。

さらに便利なこんな機能も

夜でも地図が見えるように小型ライトをつけたい場合のベルトや、雨のときも見やすくしているレインカバー、簡単に取り外せる小型バッグ、荷物量に合わせて容量を調節できる機能など、うれしい便利な機能もたくさんあります。スタイルに合わせて選びましょう。

磁石でペタッとタンク貼り付けて脱着は数秒

取り付けは両サイドから数ヶ所、強力磁石でピタっとタンクに固定します。タンクの上はハンドルの真後ろにあるため、強風を直接受ける場所ではないので磁石だけでも十分かと思いますが、磁石だけでは不安という人は固定ベルトや吸盤が付属しているものもありますので、選んでみてはいかがでしょうか。ただし、固定ベルトはタンクの形状などにより装着できない場合もありますので、しっかりサイズを測って選びましょう。

盗難対策と持ち運びを考えておきましょう

磁石でピタっと脱着できる手軽さだけに、盗難対策はしっかりしましょう。「ちょっとトイレに行く」「ちょっと自販機まで」といった数秒でも危険にさらされます。固定ベルトがあるとちょっとは安心です。
また、ちょっとバイクから離れるときも持ち運びをするのであれば、肩から掛けられるベルト付きだと便利です。手持ちでもいいですが、両手が空くって大事です。

さらなる盗難対策は小型南京錠で

ちょっとだけでもバイクから離れるのが不安な場合はふたつのジップの穴を通す南京錠で安心をプラスしましょう。もちろん完璧とはいえませんが防犯意識を見せることが大事です。ただ、ジップがひとつしかない場所には付けることができませんし、手軽さがうれしいタンクバッグの長所を消すことにもなります。

基本は目の前に置くと便利なものだけを

タンクバッグに入れるものは地図やナビ、携帯電話、小銭などの目の前に置くと便利なものだけにしましょう。収納箇所が少ないバイクだけにタンクの上までもを収納場所にしてしまう便利なバッグですが重要な短所がふたつあります。

ハンドル付近であることをお忘れなく

ハンドル付近に大きなバッグを置くと運転にジャマな存在にもなり得ます。ハンドルが切りにくくなったり、メーターが見づらくなったりする場合もあります。大きいモノ、重いモノはほかのバッグに入れるぐらいの気持ちでいましょう。ハンドル付近への過剰な積載は危険です。

ガソリン給油口があることをお忘れなく

タンクバッグの下には給油口があります。ガソリンスタンドでは当然タンクバッグを外す作業が必要になります。大きいタンクバッグや重いタンクバッグはかなり面倒です。多く積めれば快適なツーリングになるわけではありません。