岡山県ツーリングスポット盛りだくさん！爽快に走る蒜山高原！必食B級グルメ激戦区！

1. 備前エリア（南東部）

岡山市、玉野市、備前市、瀬戸内市、赤磐市、加賀郡吉備中央町、和気郡和気町

岡山ブルーライン（県道397号）

岡山県岡山市と岡山県備前市を結ぶ32.4kmの道。全線片側1車線ながらも信号が1ヶ所のみで快適に走れる。絶景ポイントは備前市の片上大橋で左右に瀬戸内海を見ることができる。瀬戸内市の林間エリアも岡山市の田園エリアも気持ちいい。主要道路との交差点にICがあるが自動車専用道路ではなく原付も走行可。2004年に無料化。岡山県岡山市、瀬戸内市、備前市。

後楽園

江戸時代初期に岡山藩主によってつくられた大名庭園で、現代の日本三名園のひとつ。園内には飲食店やお土産店もあり、バイクを停めて大名気分でまったりするのも悪くない。岡山城や岡山県立博物館との共通券もある。国の特別名勝。岡山県岡山市。

岡山城

1346年に築城された梯郭式平山城で、漆黒の外観から「烏城（うじょう）」と呼ばれている。廃藩・廃城時に天守は解体を免れたが第二次大戦の空襲で焼失。戦後に天守と門などの一部が再建された。江戸時代から残る月見櫓と西之丸西手櫓は国の重要文化財。岡山県岡山市。

吉備津神社

総延長398mもある回廊が象徴的な神社で備中国一之宮。第7代天皇皇子（墓は神社の南東にある中山茶臼山古墳）を主祭神に祀る。室町幕府3代将軍・足利義満が建てた本殿と拝殿は国宝。社殿の御釜殿、北随神門、南随神門は国の重要文化財。岡山県岡山市。

旧閑谷学校

岡山藩が開設した日本最古の庶民ための公立学校。創立を指示した当時の岡山藩主・池田光政の想いを引き継いだ家臣らがつくりあげ、多くの史跡が現存している。家臣の宅跡なども含む全体が特別史跡、講堂が国宝に指定されているほか、24の建造物が国の重要文化財に指定されている。桜や紅葉の名所でもあり、紅葉時期はライトアップもされる。日本遺産第一号。岡山県備前市。

新岡山港

小豆島土庄港へ渡るフェリー港。四国と本州を行き来する場合、岡山県と香川県を結ぶ瀬戸大橋は自動車専用道路のため125cc以下のバイクはこの航路がひとつの選択肢となる。所要時間は70分。岡山県岡山市。

備中高松城跡

豊臣秀吉（羽柴秀吉）・黒田官兵衛（黒田孝高）による水攻めにあった城。周囲は湿地帯になっており堀の役割となっていたが、それを逆手に取って水没させられた。現在、天守などの建造物はなく、備中高松城址公園として整備され、園内には資料館、周辺に水攻築堤跡「蛙ヶ鼻（かわずがはな）」などの史跡がある。国の史跡。続日本100名城。岡山県岡山市。

王子マリンロード430（よんさんまる）

国道430号の宇野港から児島観光港まで海岸線を通る約19kmの道。日本の渚百選に選ばれている渋川海岸や標高235mの王子が岳、瀬戸大橋などの景色を楽しみながら走れる。瀬戸内海でも最も本州と四国が接近しているエリアでもあり、遠くの景色まで楽しめる。日本で最初に制定された国立公園のひとつ「瀬戸内海国立公園」にも属している。岡山県玉野市、倉敷市。

日生かきおこ

漁師町の備前市日生町で名付けられた牡蠣入りのお好み焼き。70年以上前から食べられていた地元グルメがまちおこしの火付け役に。漁港周辺を中心に十数店舗で提供されている。岡山県備前市。

2. 備中エリア（西部）

倉敷市、総社市、笠岡市、井原市、浅口市、高梁市、新見市、都窪郡早島町、浅口郡里庄町、小田郡矢掛町

鷲羽山（わしゅうざん）スカイライン（岡山県道393号）

全長約18kmの観光道路。要所要所に展望台があり、水島展望台は水島コンビナートの夜景眺望スポットとしても知られている。1995年に無料化された後は展望台の草木が手入れされなくなるなど観光道路らしさは失われつつあり、交通ルールを守らないバイク乗りも。後ろにつかれたら安全な直線で先に行ってもらうのが得策。鷲羽山スカイラインを抜けて鷲羽山まで行くと瀬戸大橋もキレイに見渡せる。岡山県倉敷市。

瀬戸大橋

本州と四国を結ぶ大動脈。鷲羽山や瀬戸大橋架橋記念公園など瀬戸大橋のビュースポット巡りも楽しい。自動車専用道路のため125cc以下は通行不可。岡山県倉敷市。

水島臨海工業地帯（水島コンビナート）

この一帯は戦前、農業・漁業が中心だったが、戦後に大型船舶が入港できる港や高速道路の整備によって、陸海の交通の便に恵まれ、いまでは岡山県全体の製造品出荷額の約半分を占めている。さらに工場の景観が注目されたことで観光資源にもなっている。総面積は倉敷市の総面積の約7%にもなる。岡山県倉敷市。

倉敷美観地区

伝統的な建物や白壁の蔵屋敷、なまこ壁、柳並木など、歴史を感じながらも古さを感じさせない風景が人気の街。「倉敷帆布」「倉敷デニム」などのショップやカフェのほか、明治時代の近代化遺産が保存利用されているアイビースクエア、日本初の私立西洋美術館で今も古代美術や近代・現代美術を3,000点以上も展示している大原美術館などの文化施設もある。岡山県倉敷市。

備中松山城

現存天守のひとつで唯一の山城。標高430mの臥牛山（がぎゅうざん）の上に天守はある。「雲海に浮かぶ天空の山城」としても有名になり、雲海シーズン（9月下旬から4月上旬の早朝）には多くの観光客が訪れる。猫城主「さんじゅーろー」にも会っておきたい。日本100名城。日本三大山城。国の重要文化財。岡山県高梁市。

満奇洞（まきどう）

全長約450mの横穴鍾乳洞。歌人である与謝野鉄幹・晶子夫婦が「奇に満ちた洞」と詠んだことからこう呼ばれるようになった。内部は色彩豊かなLED照明で幻想的な空間をつくりだしている。金田一耕助シリーズの「八つ墓村」のロケ地としても知られている。岡山県新見市。

鬼ノ城（きのじょう）

古墳時代、大和朝廷によって標高397mの鬼城山に築かれたとされる古代の山城。歴史書に記載がなく、築城年など詳しいことはわかっていない。城壁が8〜9合目の外周に約2.8kmに渡って築かれているなど発掘調査によって判明した。この2.8kmはウォーキングコースになっている。日本100名城。国の史跡。岡山県総社市。

3. 美作エリア（北東部）

津山市、真庭市、美作市、苫田郡鏡野町、久米郡美咲町、久米郡久米南町、真庭郡新庄村、勝田郡勝央町、勝田郡奈義町、英田郡西粟倉村

蒜山大山スカイライン（岡山県道114号）

蒜山と鳥取県の大山を結ぶ約11.6kmの観光道路。北には雄大にそびえる大山、南には高原の景色が広がる。12月上旬〜4月上旬頃は冬期通行止め。岡山県真庭市。

蒜山（ひるぜん）高原

岡山県北部にある蒜山の麓に広がる高原で西日本有数のリゾート地。蒜山大根やジャージー牛の乳製品、蕎麦などが特産品。標高500〜600m。岡山県真庭市。

ひるぜん焼きそば

蒜山エリアのご当地B級グルメ。親鶏のかしわ肉とキャベツなどを具材に使い、店オリジナルの味噌ベースのタレやジンギスカンのタレで仕上げたシンプルな焼きそば。地元で愛されていたグルメが2011年のB-1グランプリでグランプリを獲得したことでいまは全国区に。岡山県真庭市。

津山城跡

津山盆地にあった平山城。廃城令で天守、屋敷、櫓などはすべて取り壊され10mほどある立派な石垣のみが残った状態で鶴山公園として整備された。2005年に築城400周年を記念して備中櫓が復元されている。日本100名城。日本三大平山城。日本さくら名所100選。岡山県津山市。

津山ホルモンうどん

ぷりぷりの牛ホルモンとうどんをメインに、キャベツ、もやしなどの野菜に味噌や醤油ベースの濃厚なタレを絡めたご当地グルメ。岡山県津山市。